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【加工事例】飲料ボトルのキャップ印字 UVレーザーマーカー PL2000U

素材へのダメージが少ないUVレーザーマーカーPL2000Uを使用し、飲料ボトルのキャップへ

UVレーザーマーカーによる飲料キャップへの印字事例|株式会社パルレーザー

01UVレーザーマーカーとは?

UVレーザーマーカーは、紫外線領域(一般的に波長355nm前後)のレーザーで印字を行う機器です。一般的なファイバーレーザーのように素材を熱で焼く・溶かすのではなく、素材の表面を化学的な反応で変化させて印字するため、熱の影響が小さく、素材をいためにくいのが最大の特長です。このため「冷間加工(コールドマーキング)」とも呼ばれます。

どんなものにおすすめ?

PET・PP・PEなどの樹脂 透明・半透明の素材 ガラス フィルム・包装材 小さな文字・QRコード
  • 熱に弱い素材:樹脂やフィルムなど、熱で変形・焦げ・溶けが起きやすいものに向いています。
  • 透明・光を通しやすい素材:赤外線レーザーでは印字しにくい透明素材やガラスにも対応しやすくなります。
  • 微細な印字が必要なもの:小さな文字や2次元コードを、にじみにくく高精細に印字できます。
  • ラベル・インクを使いたくない現場:日付やロット番号などをインク・ラベルなしで印字でき、消耗品の手間を減らせます。

※素材の種類・色・添加剤によって印字の可否や濃さは変わります。導入前にサンプル印字で確認することをおすすめします。

UVレーザーマーカーの導入メリット

素材をいためにくい
熱の影響が小さいため、焦げ・変形・バリが出にくく、見た目をきれいに保てます。
小さな文字も高精細
集光径を小さく絞れるので、微細な文字やQRコードもくっきり読み取りやすく印字できます。
対応できる素材が広い
樹脂・ガラス・フィルム・透明素材など、赤外線では難しい素材にも印字しやすくなります。
高速・消耗品レス
短時間で印字でき、インクやラベルも不要。生産ラインでのタクトとコストの両面で有利です。

活躍しそうな現場

熱に弱い素材や、小さく正確な印字が求められる現場で、UVレーザーマーカーは力を発揮します。

飲料・食品の生産ライン
ボトルやキャップへの日付・ロット印字
医薬品・サプリメント
容器・キャップへの製造番号・期限表示
電子部品・基板
小さな部品への型番・QRコード
医療機器・器具
シリンジや樹脂部品への識別マーク
化粧品・日用品
樹脂ボトル・チューブへの品番印字
ガラス・透明素材
バイアル瓶や透明容器への印字

02印字事例|飲料キャップへの印字

ご依頼の背景 飲料メーカー様より、生産ラインへのレーザーマーカー導入を検討するため、PETボトルのキャップへの印字サンプルをご依頼いただきました。UVレーザーマーカー「PL2000U」で、キャップへの印字テストを実施しています。
ご依頼内容飲料メーカー様/生産ラインへの導入検討のためのサンプル印字
サンプル品目ボトルキャップ
印字内容時刻・日付・ロット表記(例:17:30 / 2027.06/AB…)
使用機種PL2000U(UVレーザーマーカー)

03加工条件(最終印字パラメーター)

使用機種PL2000U
文字高(mm)3
オフセット:線と線の間隔(mm)0.04
本数(本)3
印字回数(回)1
スキャン速度(mm/s)2500
周波数(KHz)30
パルス幅(μs)11
印字時間(秒)0.206

※上記は最終印字時のパラメーターです。

04加工結果

サンプル印字を行ったPETボトル

印字対象のPETボトル(キャップ部に印字)。

キャップへの印字の拡大写真

キャップ印字部の拡大写真。時刻・日付・ロット表記がはっきり確認できる。

白い樹脂製のキャップに、時刻・日付・ロット表記を印字しました。キャップ側面の細かな縦リブがある面でも文字が読み取れ、1回の印字時間は0.206秒と、生産ラインへの組み込みを想定した高速な印字が可能です。

印字のポイント:線と線の間隔(オフセット)の調整

今回の条件出しでは、文字を複数本の線で描く際の「線と線の間隔(オフセット)」の調整がポイントでした。線そのものの太さではなく、線同士の間隔を変えることで、テキストの太さと発色が変わります。間隔は広すぎても狭すぎてもそれぞれ課題があり、そのバランスを見ながら条件を決めています。今回の設定は、オフセット0.04mm・3本です。

間隔が狭い
発色は濃くなるが、テキストの線が細すぎて視認性が悪くなる
ちょうどいい
発色と視認性のバランスがとれた状態を目指して調整
間隔が広い
テキストの線は太くなるが、全体の発色がやや薄くなる

※イメージ図です。

印字の様子(動画)

実際にUVレーザーマーカーが印字している様子を動画でご覧いただけます。

PL2000Uでサプリメントボトルへ印字

PL2000Uでサプリメントボトルへ印字02

05まとめ

  • UVレーザーマーカー「PL2000U」で、PETボトルのキャップへの時刻・日付・ロット表記の印字を、1回あたり0.206秒で行うことができた。
  • UVレーザーは熱の影響が小さく、樹脂製のキャップのような熱に弱い素材への印字に適している。
  • 線と線の間隔(オフセット)を調整することで、発色の濃さと視認性のバランスを取ることができた。
  • 生産ラインへの導入検討では、実際のワークでのサンプル印字により、仕上がりと印字時間を事前に確認できる。


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