電動式でレーザーマーカーのヘッドを自由に昇降できる『自動リフト』をご紹介します。

当社のレーザーマーカーは主に２Dレーザーマーカーですが、Z方向にもアプローチできる製品が
今まではありませんでした。

今回開発した自動リフトは、任意の高さ（Z方向）にレーザーヘッドを上下に昇降することができます。
しかも予め印字するデータにZ座標も登録しておくことで、そのデータを印字する直前に
指定された高さ方向にレーザーヘッドを移動後して印字することができます。

つまり高さが色々異なるワークがあり、自動ラインで組み込みたい場合にお勧めです。

２個のリミットセンサー

接続方法

設定方法

Motherの「システム設定」「オプション機能」で自動リフトを「利用する」にします。
また移動後の安定待ち時間を設定しておきます。
レーザーヘッドが重い機種などは少し長めの安定時間にすることをお勧めします。

自動リフト詳細設定画面

上記通りに「自動リフト」利用するに設定すると、上メニューの「補助ツール」で
「自動リフト」アイコンが表示されます。

アイコンをクリックすると「自動リフト制御」画面が表示されます。

基準センサー

レーザーマーカー電源をONすると、ここで選択したセンサーに向かってリフトが移動し原点サーチ動作を開始します。

• 上限リミットセンサー
  上方向に向かって原点サーチ移動します。
• 下限リミットセンサー
  下方向に向かって原点サーチ移動します。

理論原点（基準センサーからの距離）

上記で設定したリミットセンサーに到達後に移動する距離（＝原点）を設定します。
その位置が原点（Z=0mm）となります。

その他のボタン

任意のステップでリフトを移動したり、テストすることができます。

印字データに高さ設定

Z高さを設定したいオブジェクトを選択し、Z座標を入力します。

　上の例ではテキストオブジェクトに対してZ＝12ｍｍとしていますので、
　「ＡＢＣ」と印字する直前に自動リフトがZ=12mmの高さに移動し、
　初期設定した「Z移動後の安定時間」経過後に実際に印字を行います。

実際の自動リフトの印字の様子

こちらに紹介動画を作成しましたので、ぜひご覧ください。

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