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【導入事例:レーザーマーカー】宮崎日機装様|レーザーマーカーとシステム連携で実現した銘板印字の効率化

銘板印字にパルレーザーのレーザーマーカーが導入されました。

宮崎日機装様について

宮崎県に本社を構える 宮崎日機装株式会社 様は、産業用特殊ポンプの製造を行うメーカーです。多種多様なポンプ製品を手掛け、その一つひとつにモデル名や型式、製造年月、ポンプ仕様表示ための銘板が取り付けられています。

銘板印字にパルレーザーのレーザーマーカーが導入されました。

宮崎日機装株式会社

https://www.miyazaki-nikkiso.co.jp/

導入前の課題研究ミッション

銘板印字の工程には、次のような課題がありました。

銘板の位置調整の負荷:銘板ごとに印字位置の微調整が必要で手間と時間がかかる。これまではアクリル板にテスト印字を行い、その後に本番印字に移行するため、段取り発生していた。

データ量の肥大化:銘板の種類が多く、印字内容も多岐にわたり、データ量が膨大。

データ選択の手間:印字データは既存システムでリスト管理されているが、適切な内容を都度選択する手間が発生。

作業効率と正確性の確保が困難:人手作業が多く、ミス防止とスピードの両立が難しい。

解決策:レーザーマーカーと中間ソフトの連携

パルレーザーでは、レーザーマーカーの導入にあわせて、既存システムと自社ソフト 「Mother」 を連携させるための中間ソフトを開発しました。

中間ソフトの仕組み

  1. 既存システムの印字データを読み込み、銘板ごとに判別。
  2. オペレーターは銘板に合ったデータをバーコードリーダーで選択。
  3. 選択されたデータが自動的にレーザーマーカー用データに書き出される。

さらに Mother 側では、選択されたデータに紐づいた銘板フレームを読み出し、印字データを適切な位置に自動配置する仕組みを構築。位置合わせ作業そのものをソフト面からも支援します。

CSVファイルから読み出したいデータを選択し、Motherソフトにデータを反映します。

 導入したハード面について

宮崎日機装様では、銘板印字用に ML200‑M30(30Wファイバーレーザーマーカー) を採用しました。

高精細マーキング
金属製の銘板にも鮮明で耐久性のある印字が可能。長期使用されるポンプ製品に最適です。

安全対策の遮蔽ボックス

遮蔽ボックスには以下の安全・視認性向上のための装置を搭載:

  • パトライト
  • 「レーザー照射中」を示すLEDライト
  • 安全ロックとドアセンサー
  • 遮光アクリルを採用した扉(安全性を確保しつつ内部を見やすく) さらに内部にはカメラとLEDライトを設置し、モニター越しに銘板の位置を確認しながら印字状況を把握できるようにしました。

作業環境への配慮
遮蔽ボックスには集塵機を取り付け、印字時に発生する煙や微細な粉塵を除去。作業環境を清潔に保つと同時に、機器や製品への付着を防止します。

導入効果

  • 作業効率の向上:データ呼び出しから印字までを自動化。
  • 位置合わせの精度・スピード向上:ソフトの自動配置機能と内部カメラでの位置確認により、アクリル板へのテスト印字を削減。段取り時間を短縮。
  • 柔軟な運用:銘板の種類が多くても新規追加でスムーズに運用可能。

パルレーザーの強み

今回のソリューションは、ソフト開発を自社で行うパルレーザーだからこそ可能なカスタマイズです。単にレーザーマーカーを導入するだけでなく、お客様の既存システムと最適に連携させることで、現場の課題解決を実現しました。今後も運用現場の声を取り入れながら、より安全で生産性の高い印字環境の構築を支援してまいります。

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