GLOSSARY

レーザー関連用語集

あ行:レーザーマーカー/レーザークリーナー関連用語集

あ:レーザー関連用語集

IR(アイアール)

赤外線を意味する “infrared” の略称。波長が780nmより長く、人の目には見えない光を指し、熱作用が大きいため「熱線」とも呼ばれる。

IRレーザー

赤外線を発振するレーザー発振器。CO₂レーザーやYAGレーザーが代表的で、鋼板や金属の溶接・切断に利用される。

RF励起

高周波信号(Radio Frequency)を用いてレーザー媒質を励起させる方式。安定したレーザー出力と長寿命を実現。

アシストガス

レーザー加工時に、レーザー光と同軸上で噴射し、加工品質や性能を向上させるためのガス。酸素、窒素、アルゴン、ヘリウムなどが使用され、材料や加工内容により選択される。

アッテネーター (attenuator)

レーザー光の強度を減衰させるための光学モジュール。可変減衰が可能な製品が主流で、光量の調整に用いられる。

アニーリング (annealing)

レーザー照射により金属表面を局所加熱し、酸化膜を形成して発色させるマーキング方法。非接触で高耐久な印字が可能。

アパーチャー (aperture)

通過する光の面積を制限するための光学部品。通常、薄い金属板に丸や四角の穴が開いた形状をしており、光の輪郭補正に使用される。

アブレーション (ablation)

レーザー光を用いて固体から物質を除去する加工方法。金属、半導体、ガラス、セラミックス、ポリマー、木材、石材、生体組織など、ほぼすべての材料に適用可能。

アンカーマーキング

レーザーを用いて表面に微細な溝を作ることで、インクや塗料の定着を向上させる技術。

アンチリフレクションコーティング

レンズやミラーの表面に施される反射防止膜。レーザー光の透過率を向上させる目的で使用される。

アンプ(amplifier)

オシレーターから発振されたレーザー光の出力を増幅する装置。高出力が求められるレーザー加工や医療、通信分野で使用される。

い:レーザー関連用語集

イオンレーザー

気体レーザーの一種で、イオン化した気体を媒質として発振する。高輝度で可視光を発生させることができる。

イオン交換

水冷方式のレーザーマーカーで使用する冷却水(純水)中の不純物イオンを除去し、清浄度を維持すること。

インコヒーレント光

コヒーレンス(干渉性)の低い光のこと。レーザー光とは異なり、位相が揃っていない。

インターナルトリガー

装置内部でトリガー信号を送る仕組み。レーザーの場合、内部の制御信号で発振が決定される。

インテンシティ

レーザーの光強度を示す指標。単位面積あたりのエネルギー密度を指し、加工や医療用途に影響を与える。

イントラキャビティー

レーザー共振器内に高調波結晶を配置した構造。エネルギー変換効率が高く、紫外レーザーなどで用いられる。

インナーマーキング

ガラスなどの透明体の内部にマーキングする技術。透過性のあるレーザー光を使用し、内部に微小なダメージを与えることで加工を行う。

位相板 (phase plate)

直線偏光を円偏光に、または円偏光を直線偏光に変換する板状の光学素子。波長板とも呼ばれる。

イッテルビウムレーザー

イッテルビウムをドープしたファイバーレーザー。高出力で金属加工やクリーニングに使用される。

う:レーザー関連用語集

ウルトラファインマーキング

微細なレーザーマーキング技術。極小の文字や精密なデザインを高精度で刻印可能。

ウルトラショートパルスレーザー

フェムト秒やピコ秒の超短パルスを発生させるレーザー。熱影響が少なく、精密加工に適する。

ウォータージェットアシストレーザー

レーザー加工とウォータージェットを組み合わせた技術。熱影響を抑えつつ、高精度な切断が可能。

ウエハーマーキング

半導体ウェハーにレーザーを用いて識別番号やロゴを刻印する技術。微細加工が求められる。

ウィンドウ透過レーザー

特定の波長を透過する窓(ウィンドウ)を通してレーザーを照射し、内部構造の加工や分析を行う技術。

え:レーザー関連用語集

LD(エルディー)

半導体レーザー(Laser Diode)の略称。コンパクトで効率が良く、通信、医療、加工分野など幅広く利用される。

M² (M square)

レーザー光のビーム品質を示す指標。M²=1が理想的なシングルモードを示す。

ms(ミリ秒)

時間の単位で、1ミリ秒は1000分の1秒(1ms = 1/1,000秒)。レーザー照射時間の単位として使用される。

ns(ナノ秒)

時間の単位で、1ナノ秒は10億分の1秒(1ns = 1/1,000,000,000秒)。パルスレーザーの持続時間の単位としてよく使用される。

エアアシスト

加工点へ圧縮空気やガスを供給し、消炎や酸化を促進する機能。加工品質向上やレンズ保護に貢献。

エキシマレーザー

紫外線領域のレーザーを発生させるガスレーザー。熱影響が少なく、微細で高精度な加工が可能。医療分野や半導体製造などで利用される。

エクスターナルトリガー

外部からトリガー信号を送る仕組み。レーザーの場合、外部制御システムからの信号で発振を制御する。

エクストラキャビティー

レーザー共振器外に高調波結晶を配置した構造。高調波発生の効率がやや下がるが、より安定した波長変換が可能。

エッチング (etching)

レーザーを使用して材料表面に浅い刻みやマーキングを施す加工方法。自動車部品、医療機器、電子部品など、多岐にわたる製品に利用される。

エネルギー密度

レーザーの単位面積あたりのエネルギー量。加工の効率や精度に影響を与える重要なパラメータ。

エンドポンプ (end pumping)

レーザー媒質の後方から励起光を入射する励起方法。レーザー光軸と同軸上の垂直方向から励起する構造で、高効率なエネルギー伝達が可能。

お:レーザー関連用語集

オートフォーカス機能

レーザーマーカーが自動で焦点距離を調整し、最適なマーキングを実現する機能。

焦点距離センサー搭載。AUTOボダンで自動でヘッドを電動上下移動させて高さ​調整を行います。

※当社オートフォーカス機能(ML200シリーズのみ)はオプションページをご覧ください。

オシレーター

レーザーの発振部を指し、光を増幅しながら連続的に発振する装置。

オプティカルアイソレーター

光学的な一方向性を持たせる素子で、レーザー共振器への戻り光を防ぐ目的で使用される。

オプティカルパワー

レーザーの光学出力を示す指標で、通常はワット(W)単位で表される。

オプティカルファイバー

レーザー光を伝送するための光ファイバー。高出力のファイバーレーザーや通信用途で使用される。

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